2025年4月9日水曜日

2025年7月問題が何故今盛り上がるのかの考察



🔥【1】「予言」「陰謀論」「破滅願望」と親和性が高いテーマ

  • 「2025年7月に何かが起きる」という漠然とした不安は、「ノストラダムスの大予言」や「2012年人類滅亡説」などと同様に、人々の好奇心や恐怖心を煽ります。

  • 特にSNSやYouTubeでは、不安を煽る内容の方が拡散されやすい傾向があります。


🌍【2】実際に社会や世界情勢が不安定だから

  • 戦争、気候変動、経済危機、AIの急成長…
     現代は「いつ何が起きてもおかしくない」と感じやすい環境です。

  • そうした中で、「2025年7月」という“日時付きの危機”は非常にキャッチーに見えます。


📱【3】拡散されやすい「バズの構造」

  • TikTokやYouTubeショートでは「〇〇は2025年7月に終わる…」という断定的・センセーショナルな表現が使われることが多いです。

  • こうした動画はアルゴリズム的にも有利で、再生数・コメント・シェアが爆発的に伸びやすい。


👁【4】「2025年問題」と混同されている

  • 実はもともと「2025年問題」とは、高齢化・団塊世代の医療介護問題の話なんです。

  • ところが、都市伝説系YouTuberなどが「南海トラフ巨大地震」や「日本崩壊」などと結びつけて、本来の意味と異なる不安が拡散されています。


🧠【5】人は“未来に名前が付く”と信じやすくなる

  • 例えば「1999年ノストラダムス」「2012年マヤ暦」など、具体的な年月が示されると、リアリティを感じてしまう心理的なバイアスが働きます。


💬まとめ

「2025年7月問題」が盛り上がるのは、

  • 社会不安

  • SNSアルゴリズム

  • 陰謀論的な好奇心

  • 情報の混乱(事実とフィクションの混同)
    が複合的に絡み合っているからです。


🧭2025年7月説:代表的な噂・陰謀論リスト

🌋1. 南海トラフ巨大地震が発生する説

「2025年7月に南海トラフ地震が来る」と断言する動画・投稿が多い。
実際に政府も30年以内に発生確率70〜80%と発表しているため、「ありえそう」に見えてしまう。
一部では「人工地震」説と絡める陰謀論も。

🛰2. 電磁パルス攻撃(EMP)で日本が壊滅する説

「2025年7月、某国からのEMP攻撃でインフラ崩壊、日本は江戸時代に戻る」と主張する動画あり。
核を使わない攻撃・兵器技術と絡めて語られることが多い。


 

💻3. 日本のシステム崩壊(医療・行政)説

団塊の世代がすべて75歳以上になるタイミングとして「2025年」が現実の問題として存在。
「マイナンバー制度が破綻」「AI管理社会化」「デジタル庁の失敗」なども合わせて語られる。
一部では「岸田政権が2025年で崩壊」とも。

🧬4. ウイルス再来・新パンデミック説

「2025年7月に新たなウイルスが流行する」「ワクチンによって人口が削減される」など。
ビル・ゲイツやWHOなどが関与しているとする都市伝説系の派生も。

🌕5. 宇宙人・地球外生命体と接触する説


 

「NASAが2025年7月にUFOの存在を発表する」とする海外発の噂が日本に逆輸入された形。
実際に米国防総省がUFOの存在を否定していない流れがベース。

📉6. 金融リセット・世界経済崩壊説

「2025年7月に世界経済がクラッシュし、新通貨制度に移行する」
BRICS・CBDC(デジタル通貨)・FRBの陰謀といった要素と結びついて語られる。
金(ゴールド)や仮想通貨に投資を勧める動画もセットで出回る。

☠️7. 第三次世界大戦が勃発する説

「2025年7月、台湾有事から第三次世界大戦に発展する」など。
ロシア・中国・アメリカが関わる戦争シナリオと共に描かれることが多い。


 

 

以下にそれぞれ注目度 信憑性の高いものからランキングにしてみました

🏆【2025年7月問題:注目度・信憑性ランキング】

①【南海トラフ巨大地震説】🌋

関心度:★★★★★|信憑性:★★★★☆

  • 国も正式にリスクを認めており、「現実味のある災害」として強い関心がある。

  • SNSやテレビでも定期的に取り上げられ、「2025年7月」ピンポイントは根拠が薄いが、地震そのものの信憑性は高い。


②【日本の医療・行政システム崩壊説】💻

関心度:★★★★☆|信憑性:★★★★☆

  • 団塊世代の全員が75歳になる「2025年問題」と現実的に一致。

  • 医療崩壊、介護不足、マイナンバー問題など実際の制度リスクが背景にあるため、もっとも「現実の危機」に近い。


③【世界経済リセット・金融崩壊説】📉

関心度:★★★★☆|信憑性:★★★☆☆

  • インフレ・円安・株価変動などで国民の不安が高まっている状況。

  • 「資産防衛」と絡めて金融リテラシー層も食いつくため、関心層は広いが、時期指定の根拠は薄い。


④【新ウイルス・パンデミック再来説】🧬

関心度:★★★☆☆|信憑性:★★☆☆☆

  • コロナの記憶が強く、「また来るのでは?」という国民的トラウマがベースに。

  • 陰謀論寄りの情報も多いため、信憑性は低いが、拡散力は高め。


⑤【第三次世界大戦・台湾有事説】☠️

関心度:★★★☆☆|信憑性:★★☆☆☆

  • ウクライナや中東情勢、台湾情勢などが絡み、ニュース視聴者には関心が高い

  • ただし「2025年7月」に限定される根拠は見当たらず、憶測が中心。


⑥【EMP攻撃・インフラ崩壊説】🛰

関心度:★★☆☆☆|信憑性:★☆☆☆☆

  • 一部のミリタリー・陰謀系YouTuberによる拡散が中心。

  • 現実性には乏しいが、「文明崩壊シナリオ」として物語的な魅力は強い。


⑦【宇宙人・UFO接触説】👽

関心度:★★☆☆☆|信憑性:★☆☆☆☆

  • 海外発の話題が逆輸入され、オカルト好きの間で話題に。

  • 2025年7月という日付の根拠はなく、娯楽・エンタメ要素が強い。

     

    次のページからはそれぞれの説について少し詳しく考察してみたいと思います

 

0 件のコメント: